FOXEER HS1177の設定



HS1177はレース用クワッドのFPVカメラとして最もメジャーな製品の一つです。比較的安価でありながら高性能なCCDを搭載しており、明るさの変化に素早く対応することが可能なことが人気の理由です。また本体内に設定用のOSD機能があり付属のジョイスティックを使って様々な設定を行うことができます。
現在はHS1177の後継としてHS1190 ARROWという機種が出ています。 これはHS1177に加えてバッテリーの電圧と飛行時間を示すタイマーをOSD表示する機能が追加されているものです。多くの人がOSDに求める最低限の機能を備えていますのでOSDを別途搭載、設定する必要がなく今後さらに人気が出ると思われます。HS1190の設定についても映像部分の設定に関してはHS1177と大きく違わないと思われます。


私がHS1177を最初に購入した時、しばらく画質の調整機能があることを知らずに使っていたため、画面のコントラストが高く随分見にくいなぁと感じていました。ですので、なぜこのカメラが人気があるのか分かりませんでした。しばらくしてカメラに付属していたケーブルにジョイスティックが付いていることに気がつきカメラの映像を調整できることがわかり、調整をしてみるととてもかなり映像が見やすくなりました。
HS1177は購入の際に画角やコネクタの位置、赤外線に対する感度の有無などが異なる製品がありますのでこれらに注意をして購入します。私は最も一般的な設定である画角2.8mm(90-115°)、IR Block(赤外線不感知)、上部コネクタのものを使用しています(この写真は下部にコネクタがあるものですが、、、)。現在カメラの角度を上に向けても着陸時等も地面が見やすくなるように広角レンズ(2.1mm〜1.8mmなど)も試しています。今後はもう少し広角のものを使用しようかと考えています。
HS1177には写真IMG_2635にあるようなジョイスティックのついたケーブルが付属しています。設定用の画面出力は通常の映像出力となります。Fatsharkのゴーグルを使用している人はゴーグル付属のケーブルを利用すると映像入力をゴーグルに表示することが可能です。また設定の際の電源電源についてもFatsharkのゴーグルに使用する2Sバッテリーを使用することができます。私はいつも写真にあるように接続をして設定作業を行っています。

 

 

IMG_2636
私が設定が行う際った際の例を以下に示しておきます。設定はカメラの個体差やゴーグルの特性もあるかと思いますので個別に調整を行う必要があります。またゴーグル自体の表示の特性による違いもあるかと思います。また個人の好みなどもあるかと思いますのであくまでも参考ということでご理解いただければと思います。私は冒頭でも書いたようにHS1177のデフォルト設定ではコントラストがきつめで全体的に明るく表示される傾向があるように思いますので、これらを抑える設定にしています。こちらの画面ではExposure(露出)はデフォルトの42としていますが明るすぎる場合はこの値を低めにします。コールサイン等をカメラのOSD機能を使って表示する場合はCAM TITLEをクリックして入力します。
海外のユーザーのHS1177の設定値などを見ているとかなり明るめに設定している人が多いようです。それらを比べると私の設定はかなり暗めなのではないかと思います。どうしてこの違いが生まれるのか実はわかっていません、、、。皆さんの最適値などもぜひ教えてください。

HS1177-1 HS1177-2 HS1177-3 HS1177-4 HS1177-5 HS1177-6