フライトコントローラーのインストールやアップデートがうまくいかない場合

FCflash-betaflight


フライトコントローラー・ファームウェアのインストールやアップデートを行うにはフライトコントローラーのボードとパソコン(Mac/PC)をマイクロUSBケーブルで接続しBeta Flight/Clean Flight Configuratorなどに付属するFirmware Flasherなどのツールを使用して行うのが一般的です。

使用しているボードによってマイクロUSBを接続しConfiguratorの画面から対応するファームウェアを読み込んでFlashするだけでインストールが可能なケース、Firmware Flasherの Flash on ConnectをONにしてブートボタンを押しながら(ブートパッドをショートしながら)ケーブルをパソコンに接続する必要があるものなどがありますが、これらを行なってもファームウェアのインストールが始まらないケースではDFU(Device Firmware Updater)モードでボードを起動するための設定をパソコンから行う必要がああります。

これまでZadigというWindowsで動作するプログラムを用いてDFUモードで起動させるためのファームウェアをボードにインストールし接続し直すという処理が必要でしたが、同じくWindowsで動作するImpulseRC Driver Fixer Toolというものを使えば必要な処理を判断して設定を自動的に行なってくれるので大変便利です。とにかくフライトコントローラーの接続やインストールに関してうまく行かない場合はこのツールを使えばかなりの問題に対応できます。一度目の実行でエラーが出ても再度実行してみると二度目でうまく行くということがありますのでぜひ試して見てください。

ImpulseRC Driver Fixer Tool
https://impulserc.blob.core.windows.net/utilities/ImpulseRC_Driver_Fixer.exe

Driver Fixerを実行し終了したら、次に使用するファームウェアのConfigurator(Firmware Flasher)を起動して通常通り目的のファームウェアの書き込みの操作(ファームウェアの選択+Flash, またはFlash on Connect操作)を行いファームウェアのインストールを行います。

ImpulseRC Driver Fixer Toolを使用しない場合は以下よりZadigをインストールします。
http://zadig.akeo.ie/

Zadigを起動した状態でフライトコントローラーボードを接続し「List All Devices」→「STM32 Bootloader」と「WinUSB」を選択し「replace driver」または「install driver」をクリックしてDFUドライバのファームウェアをボードに書き込みます。

ボードへの書き込みが終了したら上記と同様にファームウェアのConfiguratorからファームウェアのインストール操作を行います。この際ファームウェアFlasherへはDFUモードで接続されるはずです。