RX155の製作


RotorX RX155 は小型軽量でありながら6つのモーターを備えたヘキサコプターであり、また流線型のカーボンファイバー製カバー(キャノピー)も提供されていることから一部では大変人気のフレームとなっています。3S 450mah のバッテリーを搭載した状態でも186gと日本においては航空法の適用外となる200g未満でありながらパワフルで安定した飛行を行うことができます。RX155の製作は機体スペースの関係から細かな作業となり少し神経を使いますがそれほど難しいものではありません。RX155の製作手順については以下のリンクにある製作ガイドに従って進めます。

RotorX RX155 “Raiju” Building Guide (RotorX RX155 “Raiju”製作ガイド)

 

パーツリスト

フレーム:RotorX RX155 Carbon Fiber

キャノピー:カーボンファイバー製キャノピー

FC:Naze32 rev6

ESC:DYS SN20A OPTO 20A x6

モーター:RX1104 3600kv x 6

プロペラ:RX3020 x6

OSD:Witespy Micro MinimOSD

レギュレータ:Polulu 5V

FPVカメラ:0.008Lux 520TVL Mini FPV Camera 90 degree angle 3.6-24V

FPV送信機:200mw Hawkeye, 32 Channel, 5.8ghz Video Transmitter with CP antenna

バッテリー:Turnigy Nanotech 3S 450ah LiPo battery

シュリンクチューブ(3/4インチ)

両面テープ(クッション入り)

エポキシ

製作手順

DSC03620フライトコントローラとESCのファームウェアを最新のバージョンに先に設定しておきます。

キットで購入した場合はあらかじめ設定が行なわれているので、あらかじめ設定内容をバックアップした上でファームウェアの更新を行いバックアップしておいた設定を適用します。手順に不安がある場合は無理にファームウェアの更新は行わなくても良いかと思われます。

 

DSC03621

モーターをフレームに取り付けます。モーター用の配線はフレームの各腕の付け根にある穴から裏側に通します。

 

 

 

 

 

 

 

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ESCの制御用のラインをハンダゴテを使ってハンダごと外します。ワイヤを外す前にどちら側にどの色が接続されいたか極性を確認しておきます。外したワイヤは後で使うので捨てずにとっておきます。

 

 

 

 

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ESCに対する電源用配線プラス(白)とマイナス(黒)を数珠つなぎにします。

 

 

 

 

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ESCから外した制御ラインをフライトコントローラーの各モーターの制御出力とグラウンド用の配線として直接ハンダ付けします。

 

 

 

 

DSC03629

フライトコントローラをフレームに設置します。

 

 

 

 

 

DSC03639

フライトコントローラーからの制御ワイヤをESCの内側端子にハンダ付けしていきます。

 

 

 

 

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モータからの3本のラインをESCの先端にある3つのパッドにハンダ付けします。

 

 

 

 

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バッテリーからの電源を各電子部品に5Vで電源供給するためにPololuのレギュレーター(5V)を使用します。

 

 

 

 

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裏面各電極の配置はこのようになっています。

 

 

 

 

 

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バッテリーからの電源入力をPololuのVIN(12v)に接続しVOUT(5V)をフライトコントロラーの各ESC用端子の中央の穴(V+)に接続します。

 

 

 

 

DSC03654

グランド(GND)は同じ列外側のマイナスの端子に接続します。

 

 

 

 

 

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MicroMinimOSDも希望の表示が行われるよう取り付け前にOSDのインストールや設定をしておきます。キットの場合は初期設定がされているようです。

 

 

 

 

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MicroMinimOSDにカメラからの配線を接続します。

 

 

 

 

 

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FPV送信機です。外側の皮を剥がして使用します。

 

 

 

 

 

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アンテナはコネクタを取り外し送信機に直接接続します。

 

 

 

 

 

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同軸の部分の皮を剥いて写真のようにハンダ付けします。

 

 

 

 

 

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アンテナの付け根を写真のような角度で固定しエポキシで固めてしまいます。ただしエポキシで固めるのは最終的な部品の配置が決まってからで良いかと思います。

 

 

 

 

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受信機を取り付け各種設定を行います。この受信機も最終的にはカバーを外してフレームに収まるよう配置等を調整します。

 

 

 

 

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とりあえず上部パネルを取り付け飛行試験を行います。

 

 

 

 

 

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最終的な部品の位置と取り付け要領が決定し調整が完了したら部品がキャノピーに収まるよう調整します。

キャノピーはシュリンクチューブを使って本体に固定します。

 


RX155の製作” への2件のフィードバック

  1. 初めまして、畑本と言います。

    誠に初歩的な質問で申し訳ありません,
    ESCからFCの接続について教えてください。

    マイナスの線は接続必要、不必要?

    電気の素人でも解りやすく教えてもらえたらと思います。

  2. 畑本さん
    ページをご覧いただきありがとうございます。

    こちらの作例ではESCとFCのマイナス線を繋いていますが基本的には不要と考えています。
    マイナス線は基本的に部品のどこかで繋がっていれば良く、ESCにはすでにモーター駆動用電力の配線としてマイナスが接続されていますので、FCからのマイナス線は不要であるとの認識です。この写真ではたまたまマイナスを接続していますが私は他のケースではマイナス線は使用していません。

    参考になれば幸いです。

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